お金に対する考え方

金銭という考え方が無い時代、人は物々交換で、欲しい物を手に入れていました。
ただ、物々交換では相手が欲しい物を持っていない時には交換する事ができず、
山で野菜を取った人と、海で魚を取った人が交換したいと思っても、
魚が腐る前に、野菜を持った人を見つけないと交換できず大変でした。
その後、物々交換の代替手段として金銭というモノが出来てきました。

 

お金は元々、何か欲しい物を交換するだけのモノで、
物々交換が出来る権利のようなものです。
交換しないお金は何の意味も無いものでした。

 

ただ、現在ではこのお金自体が価値を持ち始め、
お金が勿体無いので、欲しい物を我慢したり、
食事を切り詰めて、健康を害してしまう場合もあります。

 

お金に執着をしてしまい、おかしくなってしまう人もいます。
宝くじで突然大金を手にしたり、一等賞に近い番号のくじを買ってしまったがために、
拘り続けてしまう人もいます。

 

でも、よくよく考えると、欲しいモノと交換する権利がより多く手に入る権利なので、
本当に欲しいモノが決まっているのなら、分かっているのなら、
もしかすると、そんなに多くのお金は必要ないのかもしれません。

 

あなたが本当に欲しいモノは何なのでしょうか?
私が本当に欲しいモノは何なのでしょうか?

 

もちろん将来の不安の為に、お金を貯金する事は悪い事ではありません。
ただ、将来の不安に駆られてしまい、お金が無いと心配でしょうがないというぐらいまで
考えてしまうと、現在がしんどくなってしまいます。

将来、安定して暮らしたい為に、現在、不安を抱えて生活をするというのは、
将来の食べ物を心配して、現在、食事を切り詰めて生活するように感じてしまいます。

 

欲しいモノを手に入れるだけの権利である金銭の事ばかり考えてしまい、
今、どんどんとしんどい気持ちが募ってしまうというのは、望んでいた事なのでしょうか。

 

それならいっそ、本当に自分が欲しいモノ、得たいモノ、求めているモノは何かを考えて、
その為に、必要なお金を考えるのも一つの方法かもしれません。

 

私が本当に欲しいモノは何なのでしょうか。
お金に振り回されず、考えてみたいと思う今日この頃です。