夢想中

頭の中に、様々な考えが浮かび、
取りとめも無く、過去の記憶が蘇り、
目の前の事に取り掛かりたいと思っているのに、
何にも手が付かないという事はありませんか？

ふとそんな状態になり、色々とやろうと思いつつ、
先日きた相談者の事を思い出し、次の瞬間には自分の過去の事を思い出して後悔したり、
その時にどんな対応すれば良かったんだろうと思った後には、
すぐに先日見たあるサラリーマンの映画を思い出し
気が付くと1時間経っていました。

特に、何か急ぎでやる仕事がある訳では無かったのですが、
夢想している間に時間が過ぎてしまっていました。

先日、ある方のご相談を聞いた際に、
何とかしたい問題があって、取り組みたいにも関わらず、
すぐに夢想してしまって手が付かなくて困っているという事を伺いました。

急いで取り組まないといけない時に、
頭の中で整理をしようと思っても、夢想が始まって、
関係ない事を考えて、あっという間に時間が経ってしまうと大変ですね。

人は集中力を保ち続ける事は非常に難しい生き物です。
集中力の持続時間は大体30分～90分と言われており、
学校の授業なども、この時間に沿って定められています。

ただ、この集中力の持続時間は、あくまでセミナーや研修・授業や
自分自身で何かの勉強に取り組む際の持続時間になります。

では、頭の中だけで集中力を保とうとすると、
どれくらい時間が保てるのでしょうか？

実際に計測した実験データを見つける事は出来ませんでしたが、
30分と続かない場合が多いと思われます。

夢想から醒め、考えをまとめたい場合には、
紙とペンを用意し、頭の中から頭の外へ考えを出し、
取り組む事が良いと思います。

ただ、時間がある時には、夢想も良いとは思いますので、
リラックスしたい時と、集中したい時に使い分け、
取り組んでいきましょう。