目に見えるモノは信じられるか?

血管には主に動脈と静脈があります。
さて、皆さんの動脈と静脈の色はそれぞれ何色ですか?と質問をされると、
何色を思い浮かべるでしょうか?

 

「赤色」と「青色」でしょうか。

 

理科の教科書や、人体模型で青色と赤色の血管で表示され、
肌から見ても何となく青色に見える事があります。
その為、起こった時には、「青筋を立てて怒る」と表現されます。

 

ただ、錯視という目の錯覚を研究している方が、
今回、ある発見をされました。

 

それは、静脈の血管の色は実は青色ではなく灰色だというのです。

 

血管は赤色と青色と思っている事自体が目の錯覚で、
灰色の血管が周りの肌色と合わせて見える事により、
青色に見えるそうです。

 

普段、当たり前のように見えていた事が、
実は脳の錯覚で、本当は全く違ったのです。
本当に面白いですね。

 

この発見をした教授は、「青筋をたてて怒るは、正確には灰筋を立てて怒るになりますね」とお話されているそうです。
http://www.ritsumei.jp/news/detail_j/topics/12880/year/2014/publish/1

 

私たちの目に見える事は限られており、さらに錯覚する事もある不確実なモノです。
同じく耳で聞く事も限られたもので、錯覚する事もあります。

 

目に見えることだけを信じ込むのではなく、
目に見えないものや、聞こえていないものの中に真実がある事もあります。

目に見えないものを信じる行動してみる事も、
一興かもしれません。
そんな風に感じました。