心の切り替え

自分が悩んでいたり、困っている時に、
ちょっと話しを聞いて欲しい、と思える人はどんな人でしょうか。

そわそわして、何か焦っていて、落ち着き無い人?
余裕があって、落ち着いている人?

多分、落ち着いている人に相談したいですよね。


私は、常に、クライアントが来ても対応できる様に
心を平常に保つ事を心掛けています。
「落ち着いて、あなたの話をゆっくり聴きますよ。」
という姿勢を保っています。

ただ、普段から落ち着いているかというと、
そんな訳ではなく、ガムを踏んづけてしまい落ち込む事や
ミスをして怒られる事もあります。

もし、そのままの気持ちでクライアントさんの
相談を受けてしまうと大変な事になります。

例えば、ミスをして怒られてしまい落ち込んでしまっていたとします。

その時に、ミスをしてしまって悩んでいる人が相談に来て、
「怒られてばかり、こんな自分は嫌なんです」と訴えかけて来た時に、
『自分と一緒だ。辛いよな』なんて考えてしまうと、
世間話に終わりカウンセリングにはなりません。

 


自分の事は、きっちりと切り離し、
『辛い気持ちを感じているんやね。
 どうして、自分を嫌になるほど落ち込んでいるのか、少しずつ教えて欲しい。
 今後、どうすればいいか、一緒に考えていこう』
という感じに、頭を切り替えができないと、カウンセラー失格になります。

そこで、私は自分の中で気になるものがあっても、
カウンセリングをする時には、
自分の横に置くイメージをして、頭の中から抜き出します。

自分の事と、クライアントが悩んでいる事は、
別の事と自分自身に言って、横に置いておくのです。

そして、カウンセリングが終わった時には、
自分の中に戻して、悩みを再開させます。

ずっと外に出しっぱなしで向き合わないと、
どんどんと悩みは大きくなるので、
出来るだけ早くに片付けるようにしています。


カウンセリングとカウンセリングの合間には、
少し休憩を挟んだり、ドリンクを飲んで一息付き、
心を切り替えるようにしています。

一回ごとに、クライアントの大切な悩みを真剣にお聞きするので、
心を切り替えないと、きちんとお話しを聞けません。


相談に来る方の中には、
「心の切り替えが出来ず、家でも仕事の事を考えてしまい、しんどい」
という方もいます。

この様な方は、
1、心の切り替え方を色々と試してみる
2、心の切り替えができない時は、どうしても気になり続ける原因を探って取り除く
事をしていきます。

ここから先は、また長くなっていきますので、
次回に記載しますね。