子供たちのたくましさ

先週の日曜日に参加した、お餅付きのイベントに関して、

お餅つきは1日の中の一つのイベントでした。

その午後から、森の中を子供たちと探索するイベントがありました。

その中で、子供たちのたくましさを強く感じました。

 

その森は小さな山のような感じで、

しかも道も全く無い獣道のような感じでした。

ただ、何度も人が入っているので、大人にとっては

少しは歩きやすい道でした。

 

そんな道を歩けと言われたら、

皆さんが子供の時だったら、どう思ったでしょうか?

私は、内に篭りがちな子供だったので、

凄く嫌がったかもしれません。

 

しかし、初めは森が怖いと言ったり、山登りが嫌だという子供も、

面白いものがあると聞くと走り出して見に行っていました。

5分も経った後には、自分から率先して駆け出しているのです。

 

途中から、子供たち自身で目的地を決めて

森のてっぺんを目指して歩き始めした。

道も整っていないし、雨が軽く降った後で落ち葉も塗れて、

転びやすい環境でした。

そんな所を怖気付かず、ドンドンと登っていきました。

 

山登りが難しく、初めは支えてと言っていた女の子も

途中からは、「支え要らない」と言って、

自分ひとりで登ろうとしていき、本当に登り切ってしまいました。

 

帰る時には下り坂で滑りやすく、大変でした。

実際に、ある子が転んで、痛いと泣き出してしまいました。

暫くは泣いていましたが、少し時間が経つと泣き止み、

その次に私が転ぶと笑っていました。

 

それだけではなく、次の瞬間には元気になり、

また同じ勢いで下っていきました。

この瞬間に、子供たちのたくましさを非常に感じました。

 

 

ある人たちは、子供が転ぶこと、危険がある事には、

目くじらを立てて怒るかもしれません。

でも、私は子供たちを見て感じました。

傷ついたり、泣いて失敗をしても、また立ち直ります。

危険な目に合う事も必要なんじゃないかと思います。

 

子供の中には、森を歩きながら、「こんなん意味無い!」って言っていましたが、

走り回って、転んで、泥だらけになって、泣いて、

そして皆と遊んで、山を降りた後には笑顔になっている、

その姿を見ると、決して意味がないとは思いません。

 

大人の側が、小さかった頃に自分たちはもっと出来ると思っていたように、

今の子供たちの中にも「もっと出来る」という気持ちと、「たくましさ」があると思います。

その気持ちと、強さを信じて見守る事も必要かと思います。

それでも手助けをするのは、大人の側の弱さやエゴのような気がしてしまいます。

 

今後、子供たちと接する時には、もっと相手を信じて、

受け入れていきたいと思います。