別離

カウンセリングが終了する時に、

嬉しいような、悲しいような気持ちになります。

 

嬉しい気持ちは、ご相談者様の気持ちが変化し、

自分自身を自律できるようになり、

今後は自分で自立して行こうという気持ちが出てきた為、

その変化に非常に感動する気持ちです。

 

そして一方の悲しい気持ちは、

別離による気持ちです。

 

もちろん、二度と会わなくなるわけではありませんが、

ご相談者様が問題を乗り越えられるようになり、

カウンセラーを必要としなければ、

会わない方が良いでしょう。

依存は自立を妨げてしまいます。

ですので、悲しい気持ちを抱えながらも

別れを喜びます。

 

そして、この気持ちは私が感じる以上に

ご相談者様も感じていると思います。

今までは定期的に何でも相談できる人がいる。

そのように考えて下さっていた状態から、

今後は自分で考えて立ち向かっていこうと考えるのです。

 

別離の想いと、これからの不安を抱えるのです。

その決断をしたご相談者様は、本当に凄い事だと思います。

 

つい先日も、このような自立の瞬間がありました。

非常に名残惜しく、時間いっぱいまでお話されており、

時間が来た時に、感謝の気持ちを伝えて下さり、

お帰りになられました。

 

私には今後も沢山の別離があると思いますし、

沢山の別離が無いと駄目だとも思っています。

その時の悲しさやご相談者様の不安を受け止めながら、

カウンセラーを続けていこうと思いました。