不安について

人が現在持っている物、

例えば手先の器用さ、物を使う能力、発想力、

様々な感情などは全て生き残る上で必要な物だったという考え方があります。

道具を使う事で身体能力が他の生き物より低くても

生き残る術を培ってきました。

共感する力や、言語能力を高める事で、

集団生活をする力を身に付けていきました。

同じように、不安や恐怖を感じる事で、

危険から身を避ける力を身に付けてきました。

しかし、その力が秀ですぎた結果、

本来、現実化してはいない事に対して不安を感じ、

体が大きく反応してしまう時があります。

呼吸が荒くなる。気分が悪くなる。

倒れてしまったらどうしようと思ってしまう。

眠れなくなってしまう人もいます。

これらの場合、その人なりの方法で、

不安を軽減したり、不安に対処できるという自信を培う事で

不安に対して過剰に反応しないように注意する必要があります。

例えば、不安の元となっている物がはっきりするならば、

それを軽減したり、一旦保留にしたり、誰かに付き添って貰いながら対処をします。

または、不安な事を練習して自分にも出来そうと感じてみたり、

不安な事に挑戦し失敗しても大した事にならないと実感したり、

誰かに話して自分にも出来そうというイメージを掴む方法もあるかもしれません。

人とにって必要な為に発達し続けた不安を感じる能力です。

それらと上手く付き合い、自分の望む生活を送っていきましょう。