無知の知

先日、親戚の家に行った際に、

変わったお茶を飲みました。

 

そのお茶は少しクセはありますが、

決して不味い訳ではなく、むしろまた飲みたくなる味でした。

 

どんなお茶か聞いた所、16種類の葉っぱを使用していると聞き、

市販されている爽健美茶や十六茶のようなものかと思いました。

 

しかし、何の葉っぱか聴くと、私の想像とは全く違いました。

 

その中身は、柿の葉、びわの葉、大根の種などでした。

しかも、それらは殆ど買っておらず16種類の内、

2種類だけが買っているだけで、

他の14種類は家の近くや、近所の方から貰っているそうです。

さらに銀杏の葉も本当はお茶の中に入れたいとも聞きました。

 

まず、それらをお茶の葉として使用できる事自体、

私はびっくりしましたが、

さらに、そんな風に周りから頂ける事にもびっくりしました。

 

 

私は、何となく食べ物やお茶の葉は、

お店で買うものという意識があり、

身の回りにあるものという認識が無かったのですが、

その親戚にとっては、身の回りにある物であり、

買うものではないという認識なのです。

 

そして、物々交換のような感じで、

色々と助け合い、物も手に入るのが、

本当に良いとお話されていました。

 

勿論、その分、望んでいる以上のお節介もあるかもしれないが、

それも、また良いとお話されていたのです。

 

 

私は、カウンセラーになり、見識が広がったつもりが

どこかにありましたが、やはりまだまだ知らない事だらけです。

 

身の回りに、食べ物や健康に良いものがあるという知識も、

そして、物事の考え方も、私はまだまだ狭い範囲でしか

捉えきれていないのだと実感しました。

 

今後も、自分は物事を知らないと言う『無知の知』を

大切にし、様々な事に驚き、吸収していきたいと実感しました。