「見える化」という言葉は、一般的に使われる言葉として、
浸透してきたような気がします。
私は、以前、機械系の営業をしていたので、
「見える化」や「数値化」という言葉を良く使用して
営業していました。
営業の時の「見える化」や「数値化」は、
工場の中の電気使用量や、空気使用量を24時間監視し、
どの時間に、どれくらい使用しているのか、
稼働していない時間に、電気や空気が消費されていないか、
調査する為に、提案していました。
ちなみに、この空気というのは、工場の中の機械の一部は、
空気圧という圧縮された空気を使用しており、
コンプレッサーという空気を圧縮する機械を設置しています。
そのコンプレッサーから配管ラインを通って各装置に空気を送っているのですが、
時々、この配管や機械で空気が漏れていて、年間で数百万単位の
損失が出ている工場があるのです。
そのような損失を防ぐために提案をしていました。
ただ、見える化に関してはマニュアルや、
数値化に関しては、行政などでも費用対効果などで、
もっと以前からも使われていたと思います。
最近、この「見える化」が心の世界にも入ってきます。
ストレスに関して、唾液中コルチゾール濃度を測る事で、
ストレスをどれだけ感じているかを「見える化」できるようになってきています。
他には、精神疾患になった際に脳波がどのように変化していくのかを
測定し、実際に脳にどのような損傷があるのかを調べている研究機間もあります。
その以前から、様々な心理テストで、うつ病診断や認知の歪み(誤った思考のくせ)を調査していました。
ただ、これらの事は全て、見えた後にどのように対応していくかが大切です。
ただ、見るだけで終わらないように、「見える化」していきましょう。
コメントをお書きください