カウンセリングへの心理的抵抗

カウンセリングを受けることは、

多くの人にとって、まだまだ抵抗があると思います。

 

お金の問題・・・

自分の悩みを人に明かすこと・・・

自分はまともで大丈夫という想い・・・

そして、ありのままの自分を知ってしまう不安・・・

 

よくお金を理由に挙げられる方が多いです。

確かに、一時間で3,000円。高い所では数万円になります。

決して、少ない金額ではありません。

 

もちろん、それだけのお金を費やす覚悟がある方は、

カウンセリングの効果が高くなりますが、

それでも躊躇う部分ということは分かります。

 

 

では、一方で安かったり無料だと話すかというと、

そういう訳ではありません。

 

生活が苦しいような方は相談にきますが、

それ以外の多くの方は、まだまだカウンセラーを信用出来ず、

自分の悩みの中で、気になっている比較的軽い悩みをご相談されます。

とすると、お金の問題だけが、カウンセリングへの抵抗という訳ではありません。

 

 

では、何かなと考えると、自分の悩みを明かす事の不安と、

自分の嫌な部分が見えてしまうのでは無いかと言う不安、

そして、相談する相手の信頼感だと思います。

 

セミナーの中で様々なお話をさせて頂くと、

終了後にご相談にくる方がいます。

その方々は、真剣な、誰にも出来ないご相談をして頂くのです。

本当は、誰かに相談したかったのでしょう。

 

色々な不安や、相談する相手に対しての不信感が、

セミナーの中で溶けていき、お話してみようかなという

思いになって下さるのかと思います。

 

 

ただ、残念ながらセミナー終了後に、ついでにカウンセリングのような事は、出来ません。

真剣であればあるほど、きちんとした守秘義務の守られる場所で、

時間を決めてお話を伺わないとカウンセリング出来ないのです。

 

セミナー後はそういった理由で、簡単にご相談に乗るだけしか、していません。

多くの方は、改めてご予約を頂き、カウンセリングに来て頂きます。

 

 

日本では、親しい人に相談する事さえ心理的な抵抗を感じる人がいます。

カウンセリングは、知らない人に話をするので、相当な壁だと思います。

 

そこを乗り越えて、話したいと思っていただける様に、

カウンセラーの側も努力する必要があると思います。