社会人基礎力

社会人基礎力をご存知でしょうか?

経済産業省が進めている、社会人に必要とされる

3つの能力、12の能力要素をまとめた物です。

その能力を下記の通りご紹介します。

 

前に踏み出す力(アクション)

一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力

 ・主体性

   物事に進んで取り組む力

 ・働きかけ力

   他人に働きかけ巻き込む力

 ・実行力

   目標を設定し確実に行動する力

 

考え抜く力(シンキング)

疑問を持ち、考え抜く力

 ・課題発見力

   現状を分析し、目的や課題を明らかにする力

 ・計画力

   課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力

 ・創造力

   新しい価値を生み出す力

 

チームで働く力(チームワーク)

多様な人々とともに、目標に向けて協力する力

 ・発信力

   自分の意見を分かりやすく伝える力

 ・傾聴力

   相手の意見を丁寧に聴く力

 ・柔軟性

   意見の違いや立場の違いを理解する力

 ・情況把握力

   自分と周囲の人々や物事の関係性を理解する力

 ・規律性

   社会のルールや人との約束を守る力

 ・ストレスコントロール力

   ストレスの発生源に対応する力

 

詳しくは、下記のURLをご覧下さい

http://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/

 

実は、これらの能力を新入社員採用の為にも必要と言っており、

身に付けた状態で社会人になろうと考えています。

 

ただ、よく見ていただくと分かると思いますが、

これらの能力は基礎どころか、非常にすごい能力でもあります。

 

例えば、ストレスコントロール力を身に付けて社会人になりましょうと言っても、

実際の社会で身に付けていなくて「うつ病」などの精神疾患になる方は大勢いますし、

むしろ、学生時代にどのようにこれを身に付ければいいのか、

教えて欲しいぐらいかもしれません。

 

 

勿論、新社会人は、これらの12の能力の基礎的な部分を抑えておいて欲しいと思う点かもしれませんが、

これらの能力を基礎的であれ、全て抑えている人は、優秀な人だと思うのは、私だけでしょうか。

 

別のニュースでは、今の学生は自己分析は出来ているが、

企業研究・業界研究が出来ていなくて、

働くイメージを持っていないと言われています。

 

逆に、今の社会人は、仕事を選ぶ時に、

今の仕事を全て理解し、納得し、業界の事を知ってから、

働いているのでしょうか?

 

多分、そんな事は無いから、こんなはずでは無かったと悩む方が多いのでしょう。

 

 

今の大人は若い人たちに、一生懸命に無い物ねだりをしている様に、

感じてしまいます。

 

出来ない点を探す前に、出来る点を褒めてみては、どうでしょうか?

まだまだ分からない、打たれ弱いながらも、一生懸命に成長しようとする方は多いです。

 

そのように人を根気良く育てる事こそが、

私たち現役社会人の基礎的に身に付けておく力かもしれません。