常識の違い

今日は、少し驚く事がありました。

スーパーで夕食を買いに行き、
清算しようとレジで並んでいる時に、
私の前に妙齢のおばさんがいらっしゃいました。

一般的にレジでは、持っているカゴをレジの机の上に置き、
前に並んでいる方が進むと、自分のカゴも一緒に前に進む方が
多いと思います。
それは、カートを使っている方も同じで、カートに載せている
カゴをレジの上に置き、カートを押しながら進むと思います。


しかし、このおばさんは、全く違いました。
 

 

この方はカートを使用していましたが、
前の方がレジでの清算を終了しても、自分のカゴを台に置かず、
店員さんが、「そちらがお買い上げの製品ですか?」と聞いた時に、
「そうだから、早くして」と答えられ、カゴをカートから取り、
清算する事が当たり前の様に振る舞いました。

この時点で、店員さんは面食らっているようでしたが、
これでは終わりません。

レジで店員さんが計算している最中に、
その方は、お財布をひっくり返し、全ての小銭を出しました。
大量の小銭です。

そして、計算が終わり、店員さんが「~~円になります」と言っても、動こうとしません。

 
店員さんが小銭の山を見て困りながら、もう一度「~~円になります」と言うと、小銭の山を指差すのです。
このおばさんは、店員さんに小銭の山から自分の買った代金を、
計算して取りなさい、と考えているのです。


店員さんは戸惑いながらも、計算しながら小銭を取っていきましたが、
大量な小銭で、四苦八苦しながら、取っていきました。

 

そして、清算が終了すると、そのおばさんは、「遅い」と言って、
帰っていかれました。

その次が私の順番だったので、
労いの言葉を店員さんに掛けてしまいました。


さて、この方と私、そして店員さんはあまりに常識が違い、
このように面食らってしまいました。

このおばさんは、「お客様は神様」と考えていて、
店員さんが全ておこなうのが、当然と考えているのでしょう。

私は、「お客様にも礼儀が必要」と考えているので、
一定のルールを守らないお客様は断られても仕方ないと考えています。

店員さんは「お客様がカートを置き、金額を計算して払うのが当然」と、
多数の接客経験で常識ができていたように思います。


このように、常識が違う人に出会った時に、驚きや戸惑いなどが生じ、
時にはストレスに感じます。
一方で、同じような常識、価値観を抱く人には親近感を感じます。

今回は、はっきり違いましたので、ストレスよりも驚きと、
興味深さを感じてしまいました。

世の中には、様々な常識を抱えた方がいます。
カウンセラーで無ければ、全てを受け入れ、理解する必要もありません。

知った上で、自分の対応方法を考えていくのが良いと思います。
そして、自分と同じような常識を持った方に、
吐き出して笑い話にして、心にとどめない様にしていって下さい。