心理検査

今の世の中には、様々な心理テスト・性格検査・心理検査が
溢れています。

その中には、何百人ものデータを取って、
精度を高めて、論文としてその根拠を説明している物もあれば、
データは殆ど無く、身近な人の数人に試しただけの
心理テストもあります。

今は、就職活動中や、入社後も性格検査をして、
個人の能力や向き不向きを測る会社もあります。


昔は、軍隊の中でも性格検査をおこない、
適正にあった配属をしようと考えてもいました。

血液型別性格検査がそれです。

実際には、全く当てにならずに、すぐに中止されましたが、
今でもその名残があり、血液型別の性格を信じている方は多いです。


さて、これらの検査はどれくらい当てになるのでしょうか？
実際に、検査を受けた方は、その結果を見て、
「たしかに、当たっている！」と思う方は多いと思います。

実際に、正確なデータを取っている検査は、
精度が高く、今の自分の性格やストレス度、対人関係スキルを
測る事ができます。

しかし、一方で、その検査結果は、常に同じという訳ではありません。
1ヶ月後、2ヶ月後に同じ検査を受けても結果が変わる事は、
非常に多いです。


例えば、人にあまり感謝していない、という検査結果が出た人が、
その検査結果にショックを受けて、様々な人にして貰っている事を
振り返り、自分が迷惑を掛けながら皆に迷惑を掛けて生きている事を
悟った時に、その人は大きく変化します。

その後に、もう一度検査を受けると、人に感謝して生きている人です。
という様な感じの結果になるのです。


どんな検査も、どんな結果も、受け取り方で変わりますし、
その後の行動で、大きく変わってきます。

あまり、信じ過ぎず、頼り過ぎず、
自分で判断して、行動していきましょう。


そんな事を、人事担当の方とお話させて頂いた
週末でした。