満開の桜

今年の大阪の桜は例年よりも長く咲いている気がします。

いつもはすぐに雨が降り1週間もしない内に散ってしまう桜が、

一週間以上、咲いているように感じます。

満開の桜は非常に綺麗で、

咲き始めの時には花見客が非常に多く、

夜桜を見に大勢の方がいらっしゃいました。

そのような多くの人に愛される桜も

ずっと咲き続けると少しずつ飽きられてもきます。

夜桜をされる方も日に日に少なくなり、

花見客も少なくなっています。

どんなに綺麗な桜でもそれが目の前にあり続けると、

風景の一部になり、慣れてしまうんでしょう。

ずっと頑張り続けている人がいます。

初めは頑張りを皆に認めて貰えるのですが、

それが当たり前の様に見られていきます。

すると、次に頑張りを認めて貰いたいと思う時には、

さらに頑張らないといけなくなります。

ただ、誰一人として頑張り続ける事が出来る人はいません。

息抜きが必要になります。

満開の桜も、1週間だけ咲き、

散った後に咲くのは1年後です。

1年後に咲くから皆、綺麗と感じて見に行きます。

時々、満開に咲いて、暫く散って、

次に咲く時には、また皆に喜ばれる、

そんな桜のように過ごしていくのが

長く愛されるコツかと思います。

新しい生活を始める人も、頑張り続けず、

息抜きしながら、時に頑張り、時に休んでいきましょう。