咄嗟の出来事

「不意に起こった出来事に、反応が出来なかった」

という経験をされた方は多いのではないでしょうか。

 

そんな『 咄嗟の出来事 』が私にも起こりました。

 

行きつけの定食屋さんがあり、

食事をしていた所、隣の方が咳き込まれました。

 

少し気にはなりましたが、

食事を続けた所、急にお椀を落とされ、

びっくりして横を振り向くと、ゆっくりとイスから落ちて

倒れられました。

 

顔を見ると真っ赤で、目が少し白目をむかれ、

明らかに気絶をしているのです。

(と言っても、初めて気絶した人を見たので、分かりませんが・・・)

 

まさに、咄嗟の出来事です。

 

私以外には、2人の男性客と、

店主と店主の奥さんがいました。

 

 

私は、初めての場面なので、まずは救急車と思い、

「救急車呼びます!」とだけ言って、

110番、119番、どっちだっけ?ここの住所はなんて所だ?と考えながら、

119番を携帯から掛けました。

 

他の2人の客は呆然と、見つめていました。

 

 

すると店主が出てきて、

「大丈夫」と言われ、

奥様も出てきて、

「持病ですぐに気がつくはずだから、救急車は待って。様子を見よう」

とおっしゃるので、

すぐに電話を切って様子を見ると、

1分もしない内に、男性の方は気が付き、

ゆっくり起き上がられました。

 

そして、男性は、「俺、どうしたん?気絶してた?」と店主に確認をされ、

店主が説明していました。

 

大事に至らず、良かったのですが、

店主と奥様の落ち着き振りには本当に関心しました。

 

私もカウンセラーとして常に動転しない様に心掛けていましたが、

さすがに動揺してしまい、その後に食事を再開したときには、

お椀を持つ手が若干震えており、あまり食事の味が分からなくなっていました。

 

ただ、咄嗟に救急車を呼ぼうと出来たのは、まだ良かったと思っています。

 

 

人生は驚きの連続ですね。

30年以上生きてきた中で、隣の方が気絶したのは初めてでした。

 

そんな咄嗟の出来事が、いつ自分の身に降り掛かるかは、分かりません。

 

もしこんな事が起こったら?という予想と対処方法だけ考えてみるのも、

良いかもしれません。

 

今日、一番ビックリした咄嗟の出来事でした。