感情の変化

最近、非常に涙もろくなりました。

 

映画を観ては泣き、
ドラマを観ては泣き、
人の話を聴かせて頂いては泣き、
こんなにも涙脆かったのかというぐらいに、
すぐに目頭が熱くなります。


年齢を重ねれば涙脆くなると聴きますが、
私の場合は年齢だけではありません。

 

カウンセラーになる勉強中に、
人の心に触れる勉強、人の心に共感する事を繰り返した結果、
そこにある感情に触れると、どうしても涙脆くなるのです。

 

1年間の間に、涙を殆ど出さない人から、
何にでも泣く私になってしまいました。

 


この事を思い出したのは、あるクライアントが相談に来られたからです。

人前で感情を出してはいけないというクライアントです。

 

この方はどんなにしんどい時や、辛い時も笑っている方で、
本当は泣き出したくても、泣いてはいけない、感情を出してはいけない、
そういう風に思っている方でした。

 

その方のカウンセリングをおこない始めて、
4回目のカウンセリングの時に、ボロボロと泣き始められたのです。

 

30分間、ただただ泣き続けて、
最後には少しスッキリした顔をされていました。

 

 

その次に来られた時には、
「感情を扱い辛い、しんどい」と仰られていましたが、
今では感情を少しずつ出せる様になり、
以前よりも胸の重たさは少なくなったと仰られていました。

 

この方も私と同じ様に、
泣けなかったけど、自分を抑えていたモノを外した時に、
素直に笑えて、素直に泣けるようになったのです。

 


男が泣くのは格好悪いという風習がありますが、
昔のドイツでは、「性的な事を考えてはいけない、話してはいけない」という風習があり、
その結果、多くの方が精神疾患になったといいます。

 

感情の変化を押し殺さずに、適度に開放する事を
おこなっていきましょう!