思い込み

久々にYahooニュースからです。

 

2月28日の記事で、
『放射線科医の83%が、この画像の中にアレが写っているのに気づかない』
 ギズモード・ジャパン 2月27日(水)12時24分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130227-00000315-giz-prod
という物がありました。

 

簡単に説明すると、レントゲン写真の中に有り得ない物を混ぜておきます。

 

次に、24人の放射線科医に実験に参加して貰い、
「それぞれの画像には約10個の小瘤がわざと隠されています。
 その小瘤を見つけたらその箇所をクリックして下さい」と指示します。

そして、小瘤以外に、その有り得ない物を発見できるか、という実験です。


その結果、24人中20人の方が、その有り得ない物を発見できませんでした。


これは、その放射線科医のレベルが低かった訳でも、
この実験がひねくれていた訳でもありません。


人は思い込みにより、実際に見えているはずの物を見えなくしたり、
見えない物を見る事があるのです。


これを『スコトーマ』と言います。
人の目に盲点があるように、
人の心にも盲点があります。

 

こんな所に、こんな物があるはずが無いと思っていると、
見つける事ができません。

 

さらに、何かに集中すると、周りの物は目に入っているのに、
気付く事が出来ません。

それが「 スコトーマ(心理的盲点) 」です。

 

皆さんも、こんな事はありませんか?

毎日通っている通勤路で、

全然気付いていなかったけど、

ある日、何気なく見渡したら、良い感じのお店を見つけ事や、

面白い看板を見つけた、なんて事は。

 

これも全て心理的な盲点です。

皆さんはいつもはっきりと見ているのに、

意識が向いていないだけで、全く気付けないのです。

 

今の人生、生活の中にも気付いていない物が沢山あります。

そこに気付くと、新たな見方や考え方に出会うかもしれません。

 

「こんな事があるはずがない」「これはこういうものだ」と決め付けずに、

柔軟に考え、色々な物に意識を向けていきましょう!

思い込みを解いていきましょう!

 

すると、きっと日常の中の有り得ない物も見えて、面白く感じてきます。