働く事、お金を得る事

先々週、あるセミナーの中で、働く事の目的を考える機会がありました。


そのセミナーは午前中が別の方が講師をされ、
午後からは『コミュニケーション・自己探索・ストレス発散』という内容で、
私が講師をさせて頂きました。


その午前中の内容です。


皆さんは、どういう目的で働いていますか?


お金を得る為・・・
生活の安定の為・・・
働く事自体が楽しいから・・・
夢の為・・・


セミナーの参加者は、生活の為という回答が多かったです。
では、生活が安定するのなら、どんな仕事でも良いのでしょうか?


多分、そういう方はごく僅かで、殆どの方は選んでいます。


では、お金の為でしょうか?


実は、お金の為という理由は、表の理由で本当の理由ではありません。
「お金」は、「物々交換の権利」みたいなモノです。


昔は魚と肉を交換していましたが、色々と交換したいけど、
常に相手が必要としている物と自分が持っている物が一緒ではないので、
一旦媒介として貨幣ができ、それが今のお金になりました。


つまりは、自分の欲しい物を手に入れる手段、権利が
「お金」というモノです。


本当は、「お金」を手に入れる事で、欲しいモノが実際に欲しいモノです。
例えば、「お金=幸せ」というイメージの場合は、本当に欲しいのは幸せです。
「お金=安定・安心」というイメージの場合は、本当に欲しいのは安心した生活です。
「お金=成功」というイメージの場合は、実際には自分は成功の証が欲しいのです。

 

何のために働くのか、答えは特にありません。
ただ、その根底には自分なりの幸せを求めている人が多いのではないでしょうか。


生活を安定させる事が幸せと感じる人は、生活の安定を求め、
お金が自分の幸せに繋がると感じる人は、お金を求め、
夢を叶える事、やりがいを感じる事が、自分にとっての幸せなら、
夢や、やりがいを求めます。

 

人の役に立つことや、使命感が幸せと感じる人もいます。

 


ここで大切な事が、働く事のとっかかりが自分にとっての幸せなのに、
働いていく中で、自分の幸せを見失い、目的を失ってしまう方もいます。

 

そうならない為に、『自分は何のために働くのか』、
普段は考えない働く目的を考えてみる面白いセミナーでした。

 

もし機会があれば、振り返ってみて下さい。

自分の目的を再発見できて、面白いと思います。