若者の諦観、絶望への対策

今年度は、自殺者数が15年ぶりに3万人を大幅に下回り、
2万7766人となりました。


自殺者数が減ったことは喜ばしいことではありますが、
依然として、多くの方が何かしら悩んだ末に自殺を選ぶ現状があることは、
目を逸らさずに向き合わう必要があると思います。


<自殺>3万人下回る…15年ぶり 若年層は増加傾向
毎日新聞 1月17日(木)11時0分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130117-00000021-mai-soci


そして、近年の特徴かもしれませんが、
若年者の自殺が増えているそうです。


「就活うつ」という言葉も出てくるように、
新聞やニュースは不況という文字ばかりが見え、
将来に希望も持ち難い中、さらに入試や、就職活動、
学校から社会という環境の変化によるストレスにより、
考える事が出来ず、自殺を選んでしまう(本人は自殺しかないと思ってしまう)
人が増えていると思います。


近年は、逃げる場所となる家庭もストレスの原因になっている可能性があります。
現に就職活動をされている方にアンケートを取った所、
「親からの重圧」を上げている方もいます。

 

若い人が弱くなったとは思いません。
幼い頃から四六時中、未来がないという話を聞いて育てられれば、
多くの人は、元気がなくなってしまうモノです。


この状況を乗り越える為には、心の保ち方を学ぶ必要があると思います。
その為に、学校で心理学を学んでみた方が良いのではないかと感じます。


小さな子どもだと分からない部分も多くあるので、
中学生以降になるとは思いますが、
小学校の時に挫折やコンプレックスなどを味わった学生には、
心の支えになるかもしれません。


さらには、親御さんも合わせて、心理学を学んで貰えば、
子どもを追い詰める重圧が、子どもへの信頼に変わるかもしれないと
思っています。


そして、周りの方も辛い方のサポートの仕方を学べば、
後悔をする可能性も減るでしょう。


この心理学は、先生方では教える事は難しいと思います。
お坊さんや心理カウンセラーが携われたら、良いでしょう。

 

 

そんな将来の願望も抱きつつ、
今、何ができるかも考えています。


まずは、悩みを打ち明けてくださる方が、
楽になり、自分の足で歩けるようになるまで、

精神的なサポートしている毎日です。