「0」から生み出す作業

「小説は始めの3ページを読むと、その小説が面白いかどうかが分かる」

 

私が幼い頃、父から聞いた言葉です。

 

始めの3ページが惹きつけられるかどうかで、
その小説の面白さが、ある程度分かるそうです。

 


私は現在、セミナーを開催し、ブログで言葉を発信しています。
それ以外にも発信の方法に取り組んでおり、
今後ますます、自分から発信する事が多くなります。


セミナーの時に、始めの3分が面白くなかったり、
ブログでは、始めの3行が惹きつけられないと、
その後は面白く無いと判断されて、
聞いて貰えなかったり、読んで貰えなかったりするのかなと思います。

 

セミナー中に、参加者のあくびを見てしまうと、
申し訳無い気持ちと共に、冷や汗をかいてしまいます。

 

これは、カウンセリングでも同じかもしれません。
初めてお会いして、3分間以内に「話しやすい」と感じて貰ったり、
「信頼できそうだな」と思って貰う事が必要で、
これに失敗すると、1時間のカウンセリングに大きな影響が
出てきます。
これを初頭効果と言って、第一印象に人の印象は大きく左右され、
それをひっくり返す事は、非常に苦労します。


この始めの3分・3行・3ページは、
「0」から「1」を生み出す作業だと感じています。


「1」から「2」を生み出す作業は、
そこまで難しい作業ではありません。
流れに乗って、真剣に対応していけば、次に繋がる場合は往々にして
あります。


ただ、何も無い所から「1」を生み出す事は、非常に難しいです。
例えば、全く見ず知らずの人にお目にかかりご挨拶する事と、
1度お会いした方に、2度目にお会いし、ご挨拶するのでは、
前者の方が難しいですよね。

 

そんな訳で、私は今日も「掴み」である「始めの3分」に悩み、
頭を抱えている毎日です。