自分の変化を自覚する事の大切さ

幼い頃は、お母さんの後に隠れて挨拶したり、
お母さんと別れて保育園や幼稚園・小学校に行くのが嫌で泣いていた子供が、
少しずつ初めて会う人にも慣れていき、
一人で保育園や幼稚園・小学校にも泣かずに行けるようになる。


こういう事を経験して、小さな子供も大きくなってきます。

 

大人も子供と同じように恐怖を感じる事はあります。


仕事で失敗した翌日に行く会社。
うつ病で退職してしまった後にする就職活動。
皆の前で何かを発表する時に、失敗するんじゃないかという恐怖。
奥さんと喧嘩した翌日に帰る家。


ただ、人はこれらの恐怖を克服しながら、前に進んでいく事ができます。

 

あるクライアントさんが相談に来ました。


この方は非常にしんどい状況にあったにも関わらず、
何とか治したいと必死になり、
随分と良い状況にまで辿り着きました。


しかし、この方は自分自身を労う事も、認める事も無く、
自分自身を否定し続けていました。


「こんなに何も出来ない自分は駄目です。
 本当に良くなるんでしょうか。」

 

その方は、自分が非常に成長した事も、
大変な状況を乗り越えて、ここまで進んで来た事も、


気付く事無く、自分を責めていました。
何も乗り越える事ができない、と不安や恐怖を感じていました。

 

クライアントさんのお話を伺い、
私が感じた事を伝え返し続けた時に、
今までの自分の成長に気付きました。


すると、少し笑顔が出てきました。


自分自身の変化に気付かないと、
今の自分が見失ったり、不安に思う事があるのでしょう。


自分の変化を自覚し、
今の自分に自信を持っていきましょう。