9月10日は世界自殺予防デーでした。
それにちなんで日本でも9月10日から9月16日は、
自殺予防週間です。
今日を含めて残り3日間となります。
世界保健機構(WHO)は自殺に関して
「自殺は、その多くは防ぐことのできる社会的な問題」としています。
日本は、14年連続して3万人を超える自殺者を出しており、
昨年度は、3万651人となっております。
平成21年度から、自殺者数は少なくなってきています。
原因としては、①健康問題(精神疾患など) ②経済・生活問題(借金など) ③家庭問題(家庭内不和など)
以上の順番に多くなります。
これらの問題も、誰か周りの人が一声掛けてあげる事により、
結果が変わる事があります。
私も、心理カウンセラーを目指している時に、
クライアントから「死にたい」と来た時に、
どのように対応するかを考えておきなさい。
そうではないと、いざ言われた時に、動けなくなってしまいます。
このような事を言われ、練習をした事もあります。
もし、皆さんの中にどのように対応すればいいか分からない方は、
内閣府の自殺対策ページを確認して頂ければ、
動画が載っております。
自殺を考える状態は、精神的に追い込まれ、視野が狭く、判断力が鈍っている状態です。
この時に、自殺を見過ごす事は、自殺者にとっても周りにとっても、
不幸な事だと思います。
別のアンケートでは、「過去に本気で自殺を考えた人」は
20~50代の全ての世代で20%を超えていました。
特に「ここ1年で自殺を考えた事のある人」は、20代は10%にのぼりました。
10人にひとりは、「死にたい」と考える世の中になっているのです。
これは、本人のせいでしょうか。
さらに、全回答者2,000人に悩みを抱えた時に、どうするか聞いた所、
40%を超える人は、「迷惑を掛ける」と考えて、
相談する事をためらうそうです。
私の所に相談に来て下さった方の中にも、
悩みを抱えながら身近な誰にも相談できず、悩んでいた方がたくさんいます。
「今まで誰にも言えませんでした」という言葉を何度も聞いてきました。
一人でも自殺せずに、他の道を選ぶ人が増えてくれればと願っております。
もし、考えてしまう場合は、どうかご連絡下さい。
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