不安な事も、一歩を踏み出せば平気になる!?

「人に、自分の悩みなんか話せるか!」と言っていた人が、
後々、「こんな事、誰にも話した事ないわ!話して良かった!」
と言って帰る事はよくある事です。


特に、50・60歳代の男性が、
半分の人生しか生きていない私に対して、
家族にも友人にも話した事が無い内容を、
どんどんと話して下さい、すっきりしていくのは、
嬉しいものです。


後々には、沢山話して下さる方も、
みんな、言おうかどうしようか悩んでいる時があります。


それは、半分ほどの年齢の人間に、自分の悩みを話す事に対する葛藤かもしれないし、

自分の悩んでいる事を、他人に喋る恥ずかしさかもしれません。

そもそも、誰にも分かって貰えないのではないかという不安からくるものかもしれません。


ただ、どんな人も、初めは悩みますが、少し話し始めると、
堰を切ったように沢山話され、カウンセリングの時間はあっという間に過ぎてしまいます。


中には、1時間経ったのに、15分しか話していないように感じると
言われる方もいたぐらいに、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

 

「割れ窓理論」という心理原則があります。
これは、廃ビルがあった時に、窓が一枚も割れていないと、
一枚目の窓を割る事に心理的な抵抗が大きいのですが、

誰かが一枚目の窓を割っていると、二枚目の窓を自分が割る時には、
心理的抵抗が小さくなります。

 

例えば、電車待ちで並んでいる時に、誰一人追い越さず、
きれいに並んでいると、何となく自分も後を追ってきれいに並んでしまいます。

一方で、電車待ちで並んでいる時に、誰かが横入りしたり、追い越すのを見ると、
ついつい自分も追い越そうとしてしまいます。

 

良くも悪くも、第一歩目は心理的抵抗が大きいです。
その一歩目を踏み出すと、後は心理的抵抗が小さくなり、
どんどんと歩き出すことができます。


良い事には、エイヤ!と勢いよく踏み出す事が大切で、
悪い事には、一歩目を踏み出した後でも、道徳心・自制心を持って、自分を戒める事が必要です。


自分の夢や目標への一歩を妨げているのは、
他でもない、自分の心です。
不安な時こそ、勇気を持って、一歩を踏み出しましょう。
後で、振り返ると、特に大した事ではなかったりします。


まずは、一歩を踏み出してみましょう!