コミュニケーションとは何か?

前回のブログでは、「言わないと分からない時代になってきた」という事を
書きました。


ただ、この言い方も一歩間違えると大喧嘩になってしまいます。
そして、聞く側も取り間違えると、不快感が残ってしまったり、
自分の勘違いで大恥をかく事があるかもしれません。


こうならない為に、コミュニケーション能力が必要です。
言わないと分からない時代には必須の能力かもしれません。


では、皆さんはコミュニケーションが出来ていますでしょうか?
その前に、そもそもコミュニケーションとは何でしょうか?
会話との違いは?


私はセミナーで頻繁にこれらの質問をします。
すると、何となく正解に近い言葉は言いますが、
はっきりとした答え(辞書に書かれている言葉)は出てきません。


例えば、
「会話」は、話し合う事。
「コミュニケーション」は、話だけじゃ無しにジェスチャーとか色々な事を含めているもの・・・。
という認識の方が多いです。


正式な意味は、「社会生活を営む人間が互いに意思や感情、思考を伝達し合うこと。
言語・文字・身振りなどを媒介として行われる。」(大辞泉より)


言語以外に文字や身振りなどを媒介とするので当たってはいます。
しかし、大切な事は、「互いに意思や感情、思考を伝達し合うこと」です。
つまりはお互いに相手の気持ちや考えている事を伝え合い、理解し合って
初めてコミュニケーションと言えるのです。

さて、自分自身はコミュニケーションを取れていると思いますか?


言わないと分からない時代は、もっと詳しく説明すると、
「相手が分かる言葉で言わないと分からない時代」でもあります。
相手に伝わっていない言葉は、言っていない事と同じになってしまいます。


自分が話し終わった後には、伝わったかどうかを確認し、
相手が話してくれた時は、自分の理解が合っているか質問する事で、
初めてコミュニケーションが成り立ちます。

ここで、自分が説明し終わった後に、「分かっているか?」と聞いても、
相手はあまり分かっていなくても「分かっている」と答えます。


どういう事を自分は話したか、どういう事を望んでいると思うか
説明して貰ったら、すぐに伝わっていない事は分かると思います。


そんな時には、初めに「何を言ったか分かる?簡単に説明して貰っていい?」
と話してみる事で、お互いの理解が深まります。

 

少々、くどいと感じるかもしれません。
ただ、認識の違いで大喧嘩した後に説明し合い仲直りする手間を考えれば、
ほんの僅かな手間ですみません。


自分の言葉が伝わっているか、相手の言葉が分かっているか、
お互い伝え合っていきましょう。
それが、コミュニケーションであり、これからの時代に必要されている事だと思います。