言葉のキャッチボール

コミュニケーションは言葉のキャッチボールと言います。
ただ、時にはこのキャッチボールを行わず、
まるで壁にボールを投げて拾うだけの行動をしている人もいます。


昨日、相談に来た方は、非常にユニークな方でした。

 

相談内容ははっきりしていたのですが、
そこに自分なりの考え方があり、
こちらに質問をするのですが、
答えは全く聞いていないのです。


同じ質問を1時間の内に5回ほどされ、
同じ答えを5回、答えますが、
また同じ様に質問をしてきます。


答えた後に、私が何て答えたか覚えているか聞いてますが、
聞いた瞬間に忘れていました。
まさに聞き流すの典型的な形です。


この様な場合、自分の望んでいる答えだけ聞きたい人と、
本当に聞いていない人の場合が考えられます。


ですので、確認する為に、
望んでいる答えを言ってみますが、
変わらずに同じ質問をしてきます。


面白い物です。


じゃあ、おかしい人かというと、そうではありません。
こちらの話を聞いていないだけで、
自分なりの話の流れで、キチンとお話しするのです。


カウンセリング時間もキチンと気にして頂き、
この方なりの気遣いもして頂けるのです。


昨日は、気の済むまでお話しして頂きました。


継続して来ていただけるなら、
壁投げを繰り返すのを横で見ておき、
本当にこちらを向いてキャッチボールをしたい気持ちになるまで
待ってみようと思います。

 

世の中にはたくさんの方がいらっしゃり、
私の知らない方も沢山います。


もっと色々な形のキャッチボールもあるかもしれません。


私は、色々な方のお話を聞かせて頂く事を待っているのだと思います。

 

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コメント: 2
  • #1

    うさぎ (土曜日, 23 6月 2012 20:09)

    そういう人居ますね!私も経験有ります(笑)
    そのケースにも色々あって、先日出会った方と、同じようなやり取りをしました。その方は、こちらの答えも聞きたいのですが、結局それよりも話を聞いて欲しかったのが一番だったようです。毎日勉強させてもらってます。(⌒‐⌒)

  • #2

    中村 健三郎 (日曜日, 24 6月 2012 15:36)

    >さくらさん
    いつもコメントありがとうございます。

    色々な質問を沢山するけれど、
    答えは全然、聞かない方はいらっしゃいますよね。
    私の所にも、多く来ます。

    その方々は、みんな話が聞いて欲しい人と思います。
    沢山喋ると、満足そうに帰っていきますので、
    それも一つのストレス発散なのでしょうね。

    私も毎日、勉強です。