自分なりのやり方

相談に来る方の中には、現状を打開しようと挑戦している方もいます。
そのやり方は、自分で考えたやり方で、

その方法に固執してしまっている場合が多いです。


例えば、自分の子どもが悪さをした時に、
叱り付けて悪さを止めた事があるとします。

するとその人は、子どもが悪さをした時は、
次回以降も、叱り続けようとします。


他には、叱り続けて上手く行かなかった時に、
ある方のアドバイスで認めてあげて上手く行った場合は、
次回以降も困れば、その方に助言を求めに行こうとします。


仕事の中で、大手の有名企業に勤めた事のある方では、
こんなお話を伺った事もあります。
良かれと思って、大手企業のやり方を転職した後の中小企業に話すそうです。
「この会社はこういう所が効率悪いから、成長しないのです」
そういう事を言って、会社から疎まれてしまい、転職せざるとえなかったそうです。


自分なりのやり方が悪いとは思いません。
その人なりの経験や知識の元で、自分なりに工夫し、
身に着けた方法です。

それが、この時、この場所、この状況に合っている事か、
を考えているかが大事になります。


大手企業に勤めた方に、質問をしました。
「その会社は、どうやって、あなたが批判した方法を考えて、
 進めてきたかは、聞きましたか?」
その方は何も答えませんでした。


相手のやり方を批判し、自分のやり方を推し進める事は簡単です。
ただ、相手には相手のやり方があり、相手の創意工夫があります。
それを無視しては、相手も腹が立つのは当たり前かもしれません。


前の方法が良かったり、上手く行ったとしても、
それが次回以降も上手くいくとは限りません。
過去のやり方にこだわり過ぎて、自分を苦しめた方は沢山います。

自分のやり方を、状況に合わせて変えていく柔軟性を併せ持ち、
自分の個性を上手く活かせるようにしていって欲しいと思います。


自分のやり方が、今の状況に合わせる方法が分からなくなったら、
近くの人と相談してみて下さい。
良い意見を貰えるかもしれません。


私宛に相談をして下さっても、結構です。


そう思うクライアントがいらっしゃった、
今日この頃です。


自分なりのやり方にこだわらず、自分のやり方を柔軟に発展させていきましょう。