過保護政策

先日、「NY市、炭酸飲料の大量販売規制へ」というニュースがあったのを
ご存知でしょうか?


アメリカ、ニューヨーク市のブルームバーグ市長は、
NY市内で販売しているカップかボトルの炭酸飲料の大きさを
最大16オンス(474ミリリットル)にしようと動いているそうです。


この政策を受けて、飲料業界は強く反発しており
「同市長は市を過保護国家にしようとしている」という批判が出ているそうです。


最大、474ミリリットルですと殆どのペットボトルは規制の対象になり、
大きめの缶の飲料も規制対象なので、飲料業界は大打撃でしょうね。


このニュースを見て、どう思われますか?
笑い話でしょうか、それとも自分たちも規制すべきだと思うでしょうか。

 

私たちは、我慢が出来なくなりつつあると言われています。
昔はご飯を食べるだけでも、時間が物凄くかかりました。


「はじめチョロチョロ、なかパッパ、赤子泣いても蓋とるな」
という言葉を聞いた事がありませんか?

 

これは、昔の人がご飯を炊くための口伝だと聞いた事があります。
昔は当然の事ながら、ご飯を食べるのにも、ボタン一つで解決はせず、
自分たちで炊かないと食べれない時代でした。


お腹が減っても、すぐに空腹を満たす方法すらなかったので、
自然と我慢を覚えていくようになったと思います。


一方の私たちは、殆どの人が我慢をせずとも、
ある程度の贅沢が出来るようになりました。


空腹を堪えて、生活している人は非常に少なくなったと思います。


そんな状況なので、今は子どもたちの肥満が問題となっています。
子どもたちが肥満ということは、親が子どもたちに好き放題、
ご飯やお菓子を与えたり、運動をさせていない結果です。


この子どもたちは成長するとどうなるでしょうか?
ひょっとすると、今の大人たち以上に我慢の出来ない子に育つかもしれません。

 

そうなると、「今月の第一月曜日のメニューはこれです」という感じで、
カロリー計算すらも行政の仕事という想像出来ない様な未来も、
すぐそこにあるかもしれません。


そうならない為には、過保護される前に、
「自分たちの事は、自分たちで出来ます。
 それよりもあなた自身の事を気に掛けて下さい」
と言えるようになっておきたいと思いました。

 

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コメント: 2
  • #1

    うさぎ (水曜日, 06 6月 2012 08:10)

    考えさせられますねf(^^;
    そう思うと、日常に当たり前になっている中には、山ほど贅沢があるように思います(((^^;)
    言葉で「我慢しなさい」と教えるよりも、そういった日常の当たり前の生活の中でも我慢は養われるんですね!

  • #2

    中村健三郎 (木曜日, 07 6月 2012)

    >うさぎさん
    コメントありがとうございます。

    私達は、本当に贅沢や、我慢しない事が当たり前になっていると思います。
    日常の生活の中で覚えていく我慢が、私達を成長させてくれると
    私は思っています。