皆さんは「顔の使い分け」はスムーズに出来ていますでしょうか?
「顔の使い分け」とは、TPOに合わせて、
必要な顔に出来ているか、どうかです。
例えば、仕事の中で、
部下に対しては上司の顔で、冗談も言うが悩みを聞いてあげたり、助言を与える立場で接し、
上司に対しては部下の顔で、一生懸命振舞うが、時には悩みを打ち明けたり、
甘えたりするような立場で接する。
という感じで時と場合によって使い分けているか、です。
女性の場合でも、子供に接する顔と、近所の奥さんと接する顔と、
同窓会の時に旧友に会う顔は違いますよね。
今までは、この「顔の使い分け」が簡単でした。
家の中では家庭の顔で、職場では仕事の顔で、
近所を歩く時は近所付き合いの顔という感じで、
場所によって使い分ける事が出来ていました。
しかし現在は、FacebookやMixi、ツイッターや、
果てはブログ、私用メールなどが広まったので、
「顔の使い分け」は難しくなりました。
部下には厳しい顔をして、一人きりの時は趣味の顔になり、電車などの公共の場は大人の顔をする。
そんな風に切り替えていても、
ブログ・日記・Facebookなどで日々の自分のコメントを書き残す事で、
全員に同じ顔を見られる事になります。
勿論、それで親しみを感じて貰い上手く回る事もあります。
ただ、一方で使い分けが困難になる時もあります。
厳しくされている部下に、趣味の時の顔を見られ内心で馬鹿にされてしまったり、
自分の知らない不特定多数の人に部下に見せる厳しい顔を見られ、
その一部分だけを取り上げられて、避難されてしまう。
さらには、自分は知り合いだけに見せようとした顔を不特定多数に見られる事もあります。
現にプライベートな事をブログなどに書き残し、
問題になったケースが沢山あります。
犯罪は、別問題ですが。
今は「顔を使い分ける」境界線が曖昧になってきました。
はっきり見える境界線は消え去ってしまったのです。
だからと言って、全てに対して大人の顔をする事も疲れます。
難しくなった「顔の使い分け」、
だからこそ意識をして使い分ける事が必要かもしれません。
プライベートな事は、親友同士の食事の席と、
電話・メールだけで行う。
日記・ブログは不特定多数が見る物と思って大人の顔をしてみる。
フェイスブックはそれこそ勝手に色々な情報を加えられるので、
プライベートが乗らない様に注意を払う、ぐらいも必要かもしれません。
ややこしい時代になってきました。
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うさぎ(o・・o) (木曜日, 10 5月 2012 22:09)
今は、文字だけのコミュニケーションが増えた気がします
中村 健三郎 (土曜日, 12 5月 2012 09:55)
>うさぎ(o・・o) さん
そうですね。
私も同じように思います。
文字だけのコミュニケーションだと本当に伝えたい事や
気持ちが上手く伝える事ができなくて、
すれ違っている事が多いと思います。
うさぎさんが使われている絵文字も、
もしかするとそんなすれ違いを
何とかしたくて、広まったのかもしれませんね。
もちろん、初めはカワイイからスタートしたと思いますが。
相手の気持ちを思いやりを持って聞いてから、
自分の気持ちを伝える。
本当に大切ですが、なかなか会っていてもできない事です。
だらか、文字だけでは無理なので、もっと直接会って話す事が
必要なんでしょう。
私もいつも心掛けています。