ギブ・アンド・テイク と ギブ・アンド・ギブ

先日、ギブ・アンド・テイク、ギブ・アンド・ギブの考え方を

話し合い、面白かったのでご紹介させて頂きます。

 

ギブ・アンド・テイクは「与えてから受け取る」という考え方ですね。

一方で、ギブ・アンド・ギブは「与えて、そして与える」という見返りを求めない考え方です。

 

どちらが正解とはありませんので、

私の考え方をご紹介します。

 

 

ギブ・アンド・テイクの考え方には、
少し怖い側面を感じます。


それは、ギブをした後にテイクが無いと、
人を恨む事があるのです。

 

例えば、相手の誕生日にお祝いをしてあげたのに、
自分の誕生日の時には何も無かった時、
「私はあんなにお祝いしてあげたのに!」
と恨む事があったり・・・。

 

身近な場合には、頻繁に芸能ネタや面白い話の
メールを送る人がいて、それに返信が返ってこないと、
「私はこんなに教えてあげているのに、何て失礼なんだ!」
と相手に腹を立てる人もいます。

 

最近では、Facebookの中で、自分は頻繁に「イイね」を
押しているのに、相手からは押されない。
「何て、冷たい人たちなんだ!」って思う人がいるという
ニュースもありました。

 

これらの人の中には、ギブ・アンド・テイクの考え方が根底にあります。
だから、テイクが返ってこないと、相手を恨んでしまう、という事が考えられます。

勿論、例え話の中には、「それはギブですら無いだろう・・・」
と思ってしまう物もありますが、
本人がギブと思えば、ギブになってしまいます。


このギブというもののスタートは、
「自分がしたい」事をしているだけなんだと思います。
「自分が人を助けたいから、助ける」
「自分がこの人を祝いたいから、祝う」

 

これをしただけなのに、相手が喜んでいる姿を見たり、
勝手に喜んでいるだろうと勘違いして、
その後のテイクを期待してしまう・・・。
そして、相手を恨んでしまう・・・。
実は、こういう人の何人かにお会いした事もあり、

悩んでいる方もいらっしゃいました。


私は、心理学を学んでから、ギブ・アンド・ギブの精神で来ており、
動いているつもりです。(勿論、まだまだですが)
ただ、「自分がしたい」から「させて頂く」ので、
返って来なくて、当然。

むしろ、させて頂いて有難うございます。
という考え方です。

 

そこにテイクとして何か返ってくると、本当に嬉しくて、喜んでしまいます。

 

何となくギブ・アンド・ギブの考え方の方が私にとって、

幸せなので、この考え方を持ち続けたいと思っています。