備えるという事

今日は大学の同窓会に初めて参加させて貰いました。

同窓会とは行っても、同じ学年・仲間で集まる同窓会ではなく、

同じ大学卒業の人という括りで、

年代・学部問わず集まる同窓会なのです。

 

参加してみると、数人しか知っている人はおらず、

9割以上は全く知らない人達で、

少し戸惑ってしまいました。

 

そこで一人から聞いたお話が凄いと思ったので、

少しご紹介させて貰います。

 

内容は分からない様に全て仮名です。

 

小路さん(32)は商社勤務をしていたのですが、

ある時、職場に突然クリスと名乗る人から電話が来ました。

内容はなんと、ヘッドハンティングしたいという電話。

怪しいと思いつつ、面白うそうとも思い会ったそうです。

その数ヵ月後、彼はヘッドハンティングをしました。

 

そして、何が面白いかというと、

その電話も会話も全て英語だったのです。

 

この小路さんは大学では英語をあまり勉強していませんし、

商社では英語を全く使っていませんでした。

ただ、会社の中に英語を勉強する研修制度が、

折角だからと思って利用していたそうです。

 

何となく備えていた事がヘッドハンティングに繋がったのです。

 

この小路さんの周りには、多数の転職希望者がいるようですが、

クリスを紹介しようかと周りの人に尋ねると、

「英語が話せないから、辞めておくわ」と避けるそうです。

 

勿論、英語だけでなく仕事内容も含めて、

多数の事が不思議と今回の転職に繋がっていたようです。

 

 

英語を学ぶ機会、発表を行う機会、人に出会える機会、

目の前に何かの機会が時には、「折角だから」という気持ちで試す事も、

必要かもしれません。

 

それが自分の将来の備えに繋がっているかもしれない。

そう思わせてくれるお話でした。