問題の改善には、原因は必要ではない。

何か問題が起こった時、

原因は何だったのか考える事はありませんか?

 

例えば、

遅刻をしてしまった。何が原因だろう?・・・昨日の夜更かしが原因だな。

風邪を引いてしまった。何が原因だろう?・・・最近、疲れていたから弱っていたのが原因だな。

という様な感じです。

 

そこで、次からはこうしようという改善を考える事があると思います。

むしろ私は、このような方法を学校や社会で教えられた記憶があります。

この方法は有効な反面、中にはこの方法で考えると、しんどくなる場合もあります。

 

例えば、

友達付き合いが上手くできない。何が原因だろう?・・・分からない。

         (親からの愛情・コミュニケーションがなくて人との距離感が分からないのが原因)

就職活動で受からない。何が原因だろう?・・・分からない。(求人数が減ったという社会的原因)

 

このような場合、原因を考えても、どうしようもなかったり、

答えが自分では見つけられない場合があります。

 

ただ、原因を探して改善する方法しか知らないと、ずっと原因を探し続けたり、

自分で改善できる原因が見付かるまで考え続ける場合があります。

 

このような時、原因は必要ないと思います。

 

むしろ、今からどのように自分の望む方向に改善していこうか考えていけば良いのです。

例えば、

友達付き合いが出来ない。→どんな時に、どんな気持ちを友達に感じて、しんどくなったり

                   距離感が分からないくなるのかな? それを薄める方法を考えてみよう。

就職が出来ない→一回一回、書類や面接方法を変えてみて、相手の反応が良いものを探してみよう。

            いっそ、50社ぐらい経験積む事を目的に受けてみよう。

 

そんな事も、一つの方法です。

 

問題の改善には、必ず原因は必要ではありません。