夢で見る意識

ある素晴らしい先生が言っていました。

 

「今の時代、外見を映す物が多くなった。
 皆が、カメラ機能付携帯を持ち歩き、どこでも写真を取り、気に入らなければ取り直す。
 テレビにも映りなれてきているので、急にカメラを向けられても自然でいる。
 見られ慣れている。


 その分、自分の内面を見る事が少なくなった。
 自分の内面を映し返す物が無くなった。
 だから、我々、心理カウンセラーが内面を映し返す
 心の鏡になる必要がある。」


今は、自分の心を見る機会は減ってきている気が確かにします。
そんな中、自分一人で心を見れる物があります。
それが、「夢」です。


つい先日、こんな夢を見ました。

 

実家で目覚めた瞬間、「遅刻だ!」
と飛び起きました。
そして、急にセミナーに必要な資料をプリントアウトしないといけないと思ったのです。
パソコンを付け始め、プリンターを動かしますが、なかなか動き出しません。
どんどん焦って、イライラし始めます。

 

そして時計を見ると8時30分、駅まで歩いて20分掛かりますが、
8時40分の電車に乗らないと間に合わないので、既に遅刻です。

資料はもう駄目だと諦めて、出掛ける準備を始めます。

ただ、焦っているので上手く服のボタンを留めれなかったり、
ネクタイを締めれません。

 

そして時計を見ると8時50分。
「あぁ、もう駄目だ」と自己嫌悪に陥りそうな時に、
目覚めました。

 

本当の時計を見ると時間は5時20分、セミナーの予定も無い休日でした。


嫌な夢でしたが、自分の無意識が何を訴えているのか、ありありと感じました。


昔までの自分は、常にギリギリで、こんな感じだっただろう。
今は少しずつ変わっているけど、最近怠けがちになっていないか?
こうなっては大変だろう。
今一度、気を引き締めて、キチンと向き合い、余裕を持って行動しよう。


夢は、今必要な事を映し出す鏡とも言います。
悪夢を悪夢と片付けず、本心が何を言っているのか耳を傾けると、
自分のなりたい姿を見せてくれるのかもしれません。