農作物と人

今日は農作業を経験されたカウンセリングの先生の話が

非常に面白かったので、少しご紹介します。

 

農作物も人もカウンセリングも全て通じているそうです。

 

現在の畑作業では、まず畑を耕して土を柔らかくし、

植物の根が張りやすいようにします。

そして、水や肥料を与えて育てていきます。

 

この時、植物の根は、ふかふかの土に根を張るので、

非常に弱い根だそうです。

そして、肥料を充分にあげるので、根を伸ばす必要もなく、

短い根になるそうです。

 

一方、風邪予防に有名で、最近はダイエットに効果があると言われている

トマトは元々アンデス山脈が原産地だそうです。

この土地は荒地の為、トマトの根は固く、

しかも養分も少ないので、根を長く張っているらしいです。

 

これは、人も同じでしょう。

全てが揃った環境で、何でもかんでも与えていると、

根が弱く、短くなっていきます。

 

一方、殆ど揃っていない環境で育っていくと、

根が強く、長くなっていきます。

 

かといって、いきなり土を固くし、肥料を少なくして、

枯らしてしまっては元も子もありません。

 

一つ一つの植物と向き合い、何が上手く行かないんだろう?

どうやったら美味しい植物が出来るんだろう?

と、悩んで育てないと美味しく育っていかないそうです。

 

農作物も、人も、一緒ですね。

自分自身は根を張っていき、育てる時は手を掛けすぎず、

根を長く強くなるように育っていくよう、手を掛けていきたいですね。