大人になるという事

昨日は成人の日でした。

街中には成人式に参加する為に振袖を来た女性が沢山いて、

1年に1度だけの珍しい風景が見れました。

 

そんな中、思うのが成人式に参加したから

成人、つまりは大人になる訳ではないですよね。

 

では、いつ大人になるんでしょうか?

 

アダルトチルドレンという言葉をご存知でしょうか。

言葉のキチンとした定義はありませんが、

「機能不全家庭で育った事により、成人しても内心にトラウマを抱えた人」と言われています。

例えば、アルコール依存症の暴力を振るう親の元で育ち、

常に親が暴れない様に注意を払い続けて小さい頃に育ったとします。

本来貰える愛情ではなく、恐怖を与え続けられるのです。

 

すると成人になっても、常に人が怒らないように恐怖心を抱えながら、

さらに親から貰えなかった愛情を他の人に求める様になり、

まるで子供の様な一面を持った大人になるのです。

尚、暴力だけでなく過干渉(過剰な愛情)でも同じくなったりします。

 

ある本ではアダルトチルドレンを「大人になりきれない、子供の心を持った大人」とも言われています。

そしてアダルトチルドレンは増えているとも言われています。

 

 

このような人が増えていると言われている現在、大人になるとはどういう事でしょう。

 

昔は働き始めれば大人と見られていました。

さらに昔は元服すれば大人と見られていました。

 

今は、成人式に出ても成人では無くなってきています。

働いていても心が子供の人がいます。

大人になるという事が昔より、複雑になっているかもしれません。

 

成人式を迎えた日に、自分にとって大人になるとはどういう事か、

考えてみるのも良いかもしれません。

 

あなたにとって、大人になるとはどういう事でしょうか?