先日は、お金の価値についてお話をさせて頂きました。
今日は、幸せの形に関してお話させて頂きます。
ある方からこんな話をお伺いしました。
「私の息子夫婦に男の子が生まれたけど、
女の子が欲しいからと言って、女の子として幼稚園まで育て、
リボンやスカートを穿かせているんです。
息子は嫁の好きにさせているみたいで。
私としては孫が心配なんで、辞めさせたいですが、
どうやって辞めさせれば良いでしょうか?」
と仰っていました。
このような友人がいた時に、皆さんはどう思いますか?
あるセミナーでこのお話を行った際に、
参加者の方から、
「この母親はおかしい。自分の娘を受け入れていなくて、
女の子が良いから、女の子の格好なんて、酷い」
という声がありました。
別の参加者からは
「この子供が大きくなった時に、昔の事で傷付きそう」
という声もありました。
これらは全うな正論だと思います。
ただ、正論が常に正しいとは限りません。
この子が大きくなった時に、女の子として育てた母親を非難するかもしれません。
その時は、この母親は子供の事を考えずに自分の勝手で振り回した事実と向き合う必要があります。
しかし、もしこの子が性同一性障害で、女の子になりたいと思った時に、
この母親はすんなりと受け入れるかもしれません。むしろ一緒に喜び、衣服を買いに行ったりするかもしれません。
そうなった時に、子供の為と言って母親を責める事は決して正しい行動では無くなります。
むしろ、この母親だったからこそ、この子供ものびのびと成長できるかもしれません。
何が幸せの形かは分かりません。
それこそ、人によって幸せの形は様々で良いと思います。
それを他人が決めれる事でも、押し付けれる事でも無いと思います。
今までは時代の風潮・流行・常識という言葉によって、色々な幸せの形が作られて来ました。
マイホームを持てば幸せ。良い会社に入れば幸せ。良い大学入れば幸せ。
成功して大金持ちになれば幸せ。皆から尊敬されたら幸せ。
これは、幸せではなく、幸せになれる可能性があるだけに過ぎません。
幸せかどうかを決めるのは、あくまで本人です。
自分なりの幸せの形を見付けれると、楽しく楽に生きれるかもしれません。
願わくば、来年が皆が幸せである事を祈って。
良いお年をお迎え下さい。
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