少し前に就職活動の話を書きました。
それに関連して、第一印象の話を書かせて貰います。
とある所に、就職活動セミナーで、第一印象が大事!と聞いて、
物凄く第一印象に気を使っている方がいらっしゃいました。
その方は、会社に入る前から誰に見られているか分からないと気を張り、
ノックの仕方、ドアに入る前の一言、面接官の前にある椅子の所まで一直線に行かず、
軍隊のようにドアから入って真っ直ぐ歩き、九十度回転してまた真っ直ぐ歩き椅子に座るそうです。
そして、笑顔は崩さず、非常に第一印象に気をつけているそうです。
第一印象は諸説、様々ですが0.5秒~4分という人までいます。
実際に男性と女性の認知能力には差があり、女性の方が優れています。
ここで、第一印象を決定し、後々にまで大きく影響します。
ここまではご存知の方は非常に多いと思います。
そして、インターネットでも多く載っており、
この方もセミナーを聞いてから実践されていました。
少し気をつけて頂きたいのは、
これらは第一印象が大きく影響する(初頭効果と言います)という所までで、
その後、もし第一印象が最近の印象の影響(親近効果)で覆されると、
どうなるかという所まで話されているのは少ないです。
アロンソンによる実験では、第一印象が良く、最後の印象が良いと、
最終的な印象は良くなります。
これは当然であり、面接でも目指しているのはここになります。
しかし、第一印象が良くても、最後の印象が悪い、
つまりしっかりしている奴だなと初め思われるのに、後々駄目だなというレッテルを貼られると
最終的に、期待を裏切ったという感情まで入り、印象は最悪になります。
逆に、第一印象が悪くても、最後の印象が良い
例えば、怖そうなヤンキーだけど、ある雨の日にコンビニの横で子猫に傘をあげて
牛乳をあげているのを見ると、物凄く良い人に見えます。いわゆるギャップですね。
これは最終的に、最も印象が良くなります。
このように、第一印象だけを気にしていてはあまり効果はありません。
むしろ大きな失敗をする可能性もあります。
と言いつつも、第一印象を覆すのも難しい事であるのも確かです。
ですので、第一印象は気を付けつつ、
後々の言動を良くする事で、さらに頼もしく思える存在になる事も必要だと考えます。
第一印象だけに目を向けるのではなく、自分自身の行動・言葉・思い、
それにも目を向けていき、
最終的に良い印象を残せるようにしていきましょう。
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