セミナー参加者から、
「カウンセリングを2~3回受けて、良くなったから行かなくなると、
またしんどくなってしまう。
これは、カウンセリングが効果が無かったからですか?」
と先日聞かれました。
その時に、良くなったのであれば効果はある程度、あったんだと思います。
その後、またしんどくなってしまう原因は幾つかあると思います。
一つはこの方が仰られた事に近く、「カウンセリングの効果が薄かった。」
もう一つは、「吐き出して心は軽くなったけど、考え方を変える所まではいかなかった。」
そして、「継続していないからかもしれない」とお答えしました。
人は、使っている部分はどんどんと発達し、
使っていない部分はどんどんと衰えていきます。
筋肉を付けようと運動する事も、
少しずつでも毎日行う事で、どんどんと力が付いて来て、
やらなくなるとその分、どんどんと力は落ちていきます。
これは頭の中も同じ事で、
毎日、計算問題をどんどんとやり続けると、
計算問題が得意になり、
発想力を鍛える練習をしていると、
どんどんと発想力が伸びていきます。
そして、それを暫くしないと、その能力は
どんどんと落ちていきます。
うつ病等でも同じで、少し考え方が変わり、
楽に考えれる様になっても、
その考え方でい続ける様に何回も反復しないと、
筋肉が落ちる様な感じで、その考え方も抜け落ちて来ます。
そうならない為に、定期的にカウンセリングを受けたり、
自分自身で、自分の考え方を確認する為の
認知行動療法を行ったりします。
勿論、何回も通うのは時間・お金の負担があると思います。
その為、もしまた元に戻っていると感じたら、
2~3回通った所に、また行ってみて、
本当に戻っているか確認するのも良いかもしれません。
少しずつ、やっていきましょう。
コメントをお書きください
keiko (土曜日, 06 8月 2011 12:58)
これだー!私にぴったり。ってのが見つかって、しばらくして、あれ?なんかしっくりこないと思って、また違うのを探して、これだー!と思って、あれ?ってまたなって、その繰り返しで自分にぴったりの相棒や、治療法や、生き方を見つけていくんでしょうね。
中村 健三郎 (日曜日, 07 8月 2011 08:20)
>keikoさん
書き込み、ありがとうございます。
そうですね。
相棒も、治療法も、生き方も、
全て色々と探して、試して、見つけていくのでしょう。
カウンセリングの中でも、一度自分を見つめて、
新しい考え方を見つけて、1週間ぐらい過ごして、
それでもまだしんどければ、
もう一度自分を違う視点から深く見つめたりもします。
全てそうなんでしょうね。