今週は全国的な梅雨明けがされたばかりですが、
昨日は70%以上の地域で30度を超える真夏日だったみたいです。
本当に暑い。
そんなニュースを聞いた時に、ふと思い出したのが、
「ゆで蛙現象」という言葉です。
ご存知ですか?
これは心理のお話の中で時々使われるお話です。
熱湯の鍋に蛙を入れるとすぐに飛び出して逃げるけど、
水の鍋に蛙を入れて、少しずつ温めると蛙は温度が上がっている事に気付かず、
とうとう茹で上がるまで鍋の中にいてしまう、という現象です。
ここで言いたい事は、生き物には「順応」という機能があって、
環境が変わっても、その環境に馴染もうとする機能です。
この機能は便利ですが、非常に危険な部分もあって、
初めから生きれない環境からはすぐに気付いて逃げるけど、
初めは生きれる環境から、少しずつしんどい環境に変えられても
なかなか気付かず、気付いた時には手遅れになってしまう事もある、という事を
訴えているのが、「ゆで蛙現象」です。
ちなみに、実際に実験すると、蛙は茹で上がらずにちゃんと逃げるみたいで、
過労死なんかで限界に気付かず死んでしまうのは人間だけみたいです。
今から2ヶ月間、暑い日が続きます。
今年までクーラー使わずに過ごせた人や、電気代節約の為という人、
全国的な節電を呼びかけられているので協力する人も、
限界を超えて茹で上がらないように気を付けて下さい。
ちなみに私の寝ている部屋はクーラーも扇風機も無く、
茹で上がる寸前です。
早めに買いに行きます。
コメントをお書きください
sakura (火曜日, 12 7月 2011 13:51)
「ゆで蛙現象」初めて聞きました。
なるほどですね。
本当に死んでしまうのは人間だけなんですね
まさしくこの「ゆで蛙現象」の方が多く見受けられます。
非常事態も少なくありません。
この「ゆで蛙現象」を起こす前に、又は現状が「ゆで蛙現象」
である。若しくは、なりつつある。ということに気づいて頂ける事、
そして命に危険が及ばないようにと出来る限り日々に
努力するばかりです。
中村 健三郎 (水曜日, 13 7月 2011 08:57)
>sakuraさん
書き込み、ありがとうございます。
「ゆで蛙現象」の例として過労死を書きましたが、
それ以外にもDV、いじめ、パワハラ、等と様々な所で、
この現象は起こっていると思います。
被害者・クライアントが耐え過ぎるのは、
耐え忍ぶ事が美徳とされているこの国特有の現象かもしれませんね。
その中で茹で上がる前に、一人でも気付かせていきたいですね。