自立

先日、スーパーバイズを受けてきました。

 

以前にも書いたのですが、スーパーバイズとは
カウンセラー自体が追い込まれないように
悩んでいる事例を先生となるカウンセラーを中心に
グループで一緒に考えて、今後の方針を考えたり、
行き詰まっているカウンセラーのカウンセリングを行う事です。

今回は、今後に悩みとして増えてきそうな事例を
中心にした検討会でした。

この中で、非常に勉強になる事が大変多かったのですが、
とても勉強になった内容を書かせて頂きます。

その前に、少しだけ考えて下さい
最近、カウンセラー・ヒーリング・オーラ等と
カウンセリングなのか宗教なのか占いなのか、
何なのか良く分からない物が沢山見かけます。

その中で、カウンセリングと、宗教・占いの違いは何でしょうか?

色々と考えた中で、私なりの答えが、「自立」でした。

カウンセリングは自立を目指すが、他の宗教・占いは
どちらかというと自立を妨げ、依存を生み出そうとする気がします。

勿論、そうではない宗教もあるかもしれません。
そのような宗教は本当に素晴らしい宗教だと思います。

この答えを持ちながら、受けたスーパーバイズで、
先生がこんな事を話されていたのです。
 
「カウンセリングの目指すのは自立であり、
 そのサポートをする事。
 
 実際にあるカウンセラーの学校では生徒に仕事の斡旋をしない。
 何故ならカウンセラーにも自立を促しているから。」
という事です。
 
クライアント(カウンセリングを受ける人)に自立を促す以上、
カウンセラーも自立をしている必要があるのです。
(勿論、仕事自体が無いというのも一つの理由かもしれませんが)
 
私自身、依存になっていないか、自立を目指せているか、
考えさせられました。
自立をしているから、人を支援する事が出来るのだなと思いました。
 
改めて、勉強になった1日でした。

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コメント: 2
  • #1

    sakura (日曜日, 03 7月 2011 14:22)

    カウンセリングと宗教と占い… なるほどですね

    相談に来る人のほとんどは自立出来ていないのが現状で、
    他力本願だったり依存してたりで、多くの人はカウンセラーに
    答えを求めてくる。
    また逆に、自立出来ている人は気づきも早くほんの少しの介入で
    次のステップに進んで行かれて、繰り返し相談に来られることはない。

    今の社会では、本来自立できる人たちであっても自立するのが難しい
    時代背景も手伝って、自立できない人を増やしているのかもしれません。

    少し反れるかもですが、宗教と聞いて思い出したことがあります。
    ある人が、こんな事を言いました。「某宗教を信仰しているというと
    人間が出来ているように聞こえるけど、実はそうではないから信仰し
    ているんです。」と
    なるほどなと思いました。
    そして、自分自身も心が出来ていないからこそ心の勉強をしている
    のかもしれないと考えさせられた言葉でした。

    自立とは、生死にも係わる問題だと私は思うのでこれからも出来る限りの
    支援に努力していきたいと思います。その為には自分にはまだまだまだ
    勉強が必要だし、おっしゃられるように自分自身も自立を目指せているのか、改めて見直したいと思いました。

  • #2

    中村 健三郎 (月曜日, 04 7月 2011 08:36)

    >sakuraさん
    書き込みありがとうございます。

    自立するのが難しい時代背景は確かにあるでしょうね。
    現在、関わっている人の中には、公的機関が積極的に
    自立を妨げようとしている人すらいらっしゃいますので。

    心が出来ていないからこそ、心の勉強をしている部分は
    私もありますね。
    もっと自分の心を分かりたいと思いつつ、
    分からない事がしんどいと思う時もあります。

    今後、私自身もっと自分を見直し、
    自分の人生をきっちり歩けるようになり、
    クライアントも歩けるように出来るカウンセラーでいたいと
    私は考えています。