「言葉」は人類にとって最も大きな発明と言われてもいます。
それはどういうことでしょうか?
例えば、皆さんは今日どのように過ごすかを「言葉を使わず」に、
頭の中で考えることはできますでしょうか?
多分、難しく、できたとしても職場のイメージを一つ思い出すうちに
頭の中に「何時の電車に乗って~」など言葉が思い浮かびませんか?
人は言葉を獲得してから、一気に意思疎通が図れるようになり、頭の中を整理し、
『深い思考』ができるようになったわけです。
知識や技術、文化も言葉が存在するからこそ、作り上げ継承できるわけですね。
一方で、言葉が作り上げられたからこそ、分かり合える時と、分かり合えない時が存在します。
深くかかわることができるからこそ、相手に期待をして、
そして分かってもらえなかったときにショックになるわけですね。
人の頭の中には、無数の言葉が飛び交っています。
それは寡黙な方でも、「お、これは何だろう?」「その言葉は違うだろう」などの
色々な言葉(セルフトーク)が沸き起こっています。
そんな言葉だからこそ、人の思考や価値観に紐づいており、
同じ言葉を使っても、頭の中で思い浮かべるイメージや感覚は全く違います。
それをすり合わせていかないと、同じ言葉を使っているけれどもずれていくということが起こるわけです。
できれば、そのすれ違いに早く気づき、ショックを与える前に修正をしていきたいですね。
そんなこと日々、多くの人とのやり取りの中で思いました。
言葉の力と危うさをしっかりと理解していきたいと思います。