少し古い調査ですが、日本・韓国・中国・アメリカの4カ国の高校生を対象にした
自己肯定感の調査結果(2015年)があります。
自己肯定感が低い割合は、どの順番で、何%ぐらいだと思いますか?
日本が1番多く、72.5%、次に中国56.4%、そしてアメリカ45.1%、韓国35.2%となっています。
(出典;https://koueki.net/user/niye/110330412-2.pdf)
日本は自分に否定的な認識を持っている人が7割を超えているのです。
では、その自己肯定感を高めるために、どんな行為を幼い頃にすればいいのか?
それは野外活動経験などを通して、自分で何かを解決した、成し遂げた経験が良いとされています。
1人で料理を作れた、1人で考えて虫を捕まえられた、1人で買い物に出かけられた。
何かしらの経験が「自分にはできる」という感覚を育てて自己肯定感を高めるとされるのです。
日本は4カ国の中で最も野外活動経験の参加割合は低く、
自分1人で何かを考えて成し遂げた経験が低くなっているのです。
過保護な親、野外に出ない家庭環境により、
どんどんと自己肯定感が低くなっているということが分かるのです。
これは2015年に調査しており、そこから8年経っているので、この人たちが今は新社会人になっています。
最近の若い人は〜という話を聴きますが、この影響が出ているかもしれませんね。
ただ、コロナにより野外活動経験が少なくなった人がここ数年います。
その若者も自己肯定感が低い状況かもしれません。
中学・高校はもちろん、小学校にもキャリア教育が入っています。
こんな研究結果を含めて、専門家として親に発信できるようになると、いいかもしれませんね。
そんな風に思いました。