前回のボールペンのお話ですが、実は続きがあったそうです。
そんなことをある方が教えてくださり、引用させていただきます。
「実はこの話には続きがあってロシアは
鉛筆を使った結果削りカスや芯の粉塵が無重力中に飛散して電子機器のエラーに繋がったそうです。
ロシアは機械の機密性を向上させて対応、
アメリカは特殊なボールペンを使用して対応していったそうです。
鉛筆を使うか、ボールペンを開発するか、プロセスは違えど文字を書ける結果に帰結する。
全ての事に意味があるんですね。色んな手段があったほうが武器になる!」
なるほどと思いました。
一見遠回りに見えても、実は近道だったことも確かにありますね。
ここで大事なことは、ボールペンを開発するか否かではなく、
今、何が起こっているのか、そもそも必要なのかを議論することです。
機械の機密性を上げるのに150億ドルかかるのであれば、
ボールペンを開発するのに120億ドルをかける方が良いかもしれない。
そのボールペンは氷点下や高温、水中調査でも活用できて、
将来性を見通せるのであれば、必要との判断になるんですね。
この時に、「ボールペン開発は役に何かの役に立つからすればいいんだ!」
「お金と時間がかかるから、無駄だ!」と安易に考えるのではなく、
そもそも、なぜそれをしようと思ったのか?を深く考えることが大事なんです。
しっかりと、そもそも論を考えつつ、培ったものも無駄じゃない。
そう思って取り組みたいですね。