ある一つのデータがあります。
経済産業省の新事業の取り組みに関する調査データによると、
新規事業展開を行った企業のうち、成功していると回答した企業は約29%でした。
そのうち、経常利益率が増加したと回答した企業は約50%。
約80〜90%の企業が新規事業に失敗しているというデータです。
ただ、新規事業展開もすぐに経常利益に反映されないものもあるので、
7割が上手くいく気配もなく失敗、その内、半分が利益につながるまで
時間がかかりそうということですね。
あるコンサル会社では、上手くいかない原因として関わる人の多さ、
意思決定の遅さ、機会を逃す、など10個の要因が挙げられていましたが、
その内、8個は人が原因のものでした。
目的は共有されているか、コミュニケーションをしっかり取れているか、
意思決定に忖度はないか、それにより成否が大きく左右するそうです。
忖度好きの日本人が新規事業の展開を苦手としている理由が分かってきますね。
どれだけAIが発達しても、人を相手にする部分は変わらないなぁと思います。
そんな人を相手にどれだけのことができるのか、研鑽していきたいですね。
仕事は、人と人とが向き合っていくことが大事です。
そのため、より良いコミュニケーションがとれるようにしていきたいですね。