先日、母校の大学の先生のセミナーを受けました。
その中で、衝撃的なお話をたくさん伺いました。
円安が進行し、さらには値上げも増えてきているので、不安なニュースも多いですね。
今の日本は1970年代の生産性で、国力は1980年台。
物価はデフレが長く続いていたので、コロナ禍前の時点でアメリカと日本は2倍の差があったそうです。
最近のニュースで大戸屋の「しまほっけ定食」が日本では980円ですが、
アメリカのニューヨークでは31ドル(凡そ4500円)にチップを加え
35.65ドル(凡そ5000円)になっているそうです。
ニューヨークは物価高が異常になっていますがそれでも5倍の物価差が生じています。
冷静に考えると、それで生活をしている人がいるから成り立つのです。
日本で年収1000万円は高収入ですが、物価差を考えると、
ニューヨークでは年収200万円の人と同じぐらいということです。
日本で年収1000万円の暮らしをニューヨークで実現しようとすると、
年収5000万円(年収35万ドル)が必要なのです。
凄いですね。
一昔前に、年金生活者がタイで暮らすと物価差が2倍あるので、
年金30万なら、60万円の生活ができるというニュースを中学時代に見ました。
アメリカから観ると物価差4~5倍なので、日本で老後を送るとお得という感じに見えるそうです。
ちなみに、日本は欧米との比較だけではなく、アジアの比較の中でも相当に低い基準を示しているそうです。
従業員の働く意欲や生産性に繋がる数値は、メキシコなどのラテンアメリカやアフリカと比較しても
最低数値である5%。経済的に低いうえに、意欲も低いというのが数値に表れていると言われ愕然としました。
これらの数字で不安をあおるという訳ではありません。
事実として、ただ存在するだけです。
その上で、私たちはどうするのかを考えることが大事との学びを教えてくれました。
変化の激しい時代だからこそ、どうするのか?
どう生きていくのか、子供たちに何を残すのか?
考えていくことが大事だなと思います。
「どう生きていくか?」この言い方を変えると「どのようなキャリアを築くのか」ということです。
是非とも考えていき、自分の中で指針を持っていきましょうね。