昔は「お天道様がいつも見ているから悪いことをしちゃだめ」という言葉がありました。
お天道様、つまりは太陽がどんな時も見ているから、
悪いことをすると、天罰が下ったり、地獄に行くということを理解して、
悪いことはしないようにという教育ですね。
そして、良いことをしていてもお天道様が見てくれているので、一日一善、善行を行い徳を積むことを
大事にしようと教えられていました。
今では、本当に見られているという感覚を持つ人は少ないので、
ちょっとした悪さをするのが平気な人が増えているようにも感じます。
例えば、優先座席を若くて元気で座ったり、
ちょっと騙すような営業でも実績上げれば良いと思ったり、
そんなずる賢いことが良いというものですね。
生物が進化する過程では、「擬態」などの騙すこと、溶け込むことも生存本能の一種として
大事にされてきていました。
ただ、天敵がいなくなった人間には、今度は自分自身を律して皆と協調することが
大切になってきたのかなと思います。
それが、「お天道様」という存在を生み出したのかなと。
今は、戦争で世界中に影響が出ています。
この発端も、一方が利益を主張したことが始まりですが、
今では複雑に絡み合いなかなか解きほどけないように感じます。
こんな時に、心の中にお天道様がいて、悪いことをしたら、自分だけが良いと考えれば罰が当たってしまう。
そんな風に思える人が多ければ、戦争は起こらなかったのかなと思います。
そんな倫理観を、今だからこそ、大切にも散っておきたいですね。
私は極力、お天道様に微笑んでもらえることを心掛けていきたいと思います。