依存症は本当に辛く、長い支援が必要となります。
「根性」や「忍耐」などの本人の精神力だけでは克服できないことが多いです。
ごくまれに、そのような根性や忍耐で克服される方もいますが、
それを一般的と考えてしまうと、一人で頑張り抜け出せない方が自分を責めそうになります。
しかし、多くの方は依存症から抜け出すために一人での力ではなく、
誰かのサポートにより、依存症への長い道のりの一歩を歩みだします。
そんな中、先日偶然に、アルコール依存症の親の世話をしていた人、
お二人に出会いました。
そもそも依存症は全般的に否認(自分は大丈夫!と認めない)の病気なので、
理解することから大変です。
そこでなんとか依存症を理解してくれたとしても、
数か月たったご褒美にアルコールを飲もうと考えたり、
「1年大丈夫だったし、久々に・・・」なんて考えると、
すぐに戻ります。
さらに10年間、依存症から立っても、少し行うだけですぐに依存症になる方も。
本当に大変ですね。
その大変さは当の本人だけではなく、その家族は幾度も繰り返す依存症に振り回され、
気を遣い、疲労困憊になることもあります。
そんな時には、どのような支援が必要でしょうか。
それは、家族だけで抱え込まないことが大切です。
アルコール依存所であれば、断酒会などもあります。
さらにはお医者さん、カウンセラーなども連携し、支援をしていくと良いです。
場合によっては、家族自身もストレス発散のために、
気分転換を行い、長い期間に渡って支援できる体制を作っていけると良いです。
もし依存症の支援を行う際には是非とも抱え込まずに
早めにヘルプを出し、一人の支援から全体の支援に変わって欲しいと思います。