前回は、あなたが相手の話を聞くときの特徴のお話をしましたが、
今回は、あなたが話すときに注意をしてほしいことをお伝えします。
人が一口で食べる料理の量は、
口の大きさや、かみ砕く力、飲み込む力によって変わりますね。
口が大きいからといって、どんどんと食べることができる訳ではありません。
同じように、コミュニケーションの中で、相手の話を理解するには、
一度に聞き取れる量、言葉を理解する力、言葉を理解した後に話の意味を理解していく力
が必要になります。
あなたは、相手が聞き取れない、理解していないのに話し続けたことはありませんか?
そもそも理解しているかどうかという意識を持つことすらなく、
話続けてしまう人もいます。
でも、相手が理解していないのに話し続けることは、あまり意味がないですよね。
相手が食べないことを分かって、どんどんと料理を作る様子に似ていると思います。
時々、一方的に喋って、理解していないと「聞いていないのか」と怒る人がいます。
これは、料理で例えると、
頼んでもいないのに料理をどんどんと作り、
テーブルからこぼれ落ちそうになっていることを無視して、どんどんとテーブルに乗せ、
そして、こぼれ落ちた料理を見て、「どうして食べないんだ!折角作ったのに!」
と怒っているように感じます。
こんなお店に行きたいでしょうか?
行きたくないですよね。
相手が受け入れられる速度、かみ砕いて理解する大きさに言葉を区切り
しっかりと理解してもらいながら、お互いに笑顔になれるコミュニケーションを
取っていきたいですね。
そのためには、相手に対して、気遣いをしながら
コミュニケーションをとれるといいなぁと思います。
管理職向けの研修の中で話すことに慣れて、
相手の理解に合わせて話せていない方も多いです。
少しずつ改善して、お互いが笑顔になれるコミュニケーションを取れれば
お互いに幸せになるのにと思いました。
是非とも一緒に改善をしていきましょう。