今回の依存は依存症などではなく、
物や人にすがるような依存の危うさです。
心細いと誰かに頼りたくなる気持ちが出てきます。
迷っていると誰かに支えて貰ったり、
誰かに決めて貰いたくなります。
一方で自分で立って歩くとなると、
責任が重くなり、不安も出てきます。
迷う気持ちもあって、大変さも出てきます。
そのため、しんどい時や不安な時には、
ついつい自立ではなく依存の気持ちが大きくなり
誰かにすがりたくなります。
それを利用する悪いビジネスもあるので注意が必要です。
では、どんなビジネスがあるのでしょうか。
例えば宗教であったり、セミナーなどの自己啓発、占い、
酷い所ではカウンセリングなどでも
同じように縋りつくように仕向けてしまうところもあります。
自立はその時、その瞬間には非常にしんどい思いがあります。
独り立ちにはエネルギーが必要です。
しかし、その後の人生において、
自立をしていると、自分で考え行動することができ、
自分の人生を生きることができるので、
苦労をした分、喜びをしっかりと感じることができます。
一方のすがりつく人生では、縋りつくものや人が無ければ
一人で歩くことはできず、
常に何かに依存をしなければいけません。
そうすると依存相手の顔色ばかりを見て、
自分の人生を生きることはできなくなります。
どれだけ苦労をしても、報われず、
依存し続けてしまうのです。
このような依存の状況に陥らないように、
目の前の人が自立を大切にする人か、
依存をさせようとする人かを
しっかりと見極めていただきたいと思います。