先日、非行少年の話を書かせていただきました。
その少年院の職員は個人の要因もあるが、環境の要因も大きいと仰っていました。
実際に家庭環境や、再犯の原因を伺うと環境の要因は大きいと感じます。
もちろん、全てが環境のせいではありません。
そして、その環境というのは、家族などだけではなく、
学校や地域社会など、さらには日本という文化も含めての環境の要因があります。
その為、犯罪を犯した時に、その家族を責めることは、私はおかしいと思います。
犯罪に巻き込まれた方は、ぶつける先を見付けたくて、家族を責める場合がありますが、
それ以外の第三者がぶつけるのは、違うのではと思います。
そのような人たちも含めて、環境の要因となっており、
そのような人たちが、誰かを差別したり、陰ながら責め続ける環境が
少年などに悪影響を与えているように感じます。
人は、環境からの影響を大きく受けます。
信頼や、安心感などを環境から得られることができれば、
伸び伸びと自分の個性を伸ばそうと思う場合が多いです。
一方で、責められ続けたり、否定され続けると
ストレスを溜め込み、うつ病になるか、攻撃的になるなど
悪い方向に傾きます。
さらには、短絡的で快楽的な刺激ばかりを与えると
そればかりを追い求めるようになってきます。
例えば、SNSなどで、「いいね」を得ると承認欲求を感じてしまう方は、
より多くの承認を得るために、努力ではなく、
話題になりそうな物を追い求めるようになる感じです。
私は少しでも周囲によい影響を与え、
少しでも周囲の方には、良い環境の下で過ごして頂きたいと思います。
その為、場合によっては自分に悪影響を与えるとおもう環境からは
去ることも一つの方法だと思います。
もし、現在、自分にとって悪影響の中で非常にしんどくなっている方は、
逃げ出し、新しい環境を探すことも一つだと思います。
どうか、追い込まないでいただきたいと思います。