もう夏は半分以上過ぎ去りましたが、暑い夏には怪談話がよく流行りますね。
テレビや映画でも怖い話が流行っているように感じます。
暑い夏に怖い話を聞いて、肝を冷やして少しでも涼しくなりたいから流行るという話を聞いたことがあります。
さて、この怖い話の原型となるような幽霊や化け物ですが、
元々は、何も見えない暗闇に何かいるような気がすることや、
薄暗い所で何となく見えるものや、何となく聞こえるものから想像して、
幽霊や化け物のように感じることが多いです。
霊感などある方は、本当に居るということを仰っているので、
本当に居るのかもしれませんが、
私は残念ながら霊感は無く、まだお会いしたことはありません。
ただ、そんな私でも怖い映画などを見た際には、
夜のトイレなどは怖くなったり、鏡を見る事が怖くなったりもします。
何も要る訳ではないのですが、怖い映画で起こったことが
現実で起こるのではと想像するだけで、本当に居たり、見えたりするように思うのです。
人は分からないこと、はっきりとしない不確実なことに不安感や恐怖感を持ちます。
それは暗闇や幽霊やお化けなどもそうです。
本当に感じて、日常的に見ている人であれば別でしょうか。
今まで見たことも感じたことも無い人が、いるのではと恐怖を感じるのは、
絶対に居ないという確信がなく、分からないから恐怖を感じてしまうのです。
これは幽霊やお化けだけではありません。
例えば職場の同僚も、裏で自分のことをどのように言っているのか分からないことから、
自分は嫌われているんじゃんと不安になる方もいます。
自分の将来は確定している訳ではないので、
将来がどうなるのか分からず、悲観的な想いに捕らわれて恐怖感を持ってしまう方もいます。
この分からない事に対して、前向きに捉えられると良いのですが、
人は1000年以上昔から分からない事に不安や恐怖を感じるので、
怪談話は昔からあるのかなと思います。
この分からない事に人は弱いという事を理解し、
不安や恐怖が出てきても、「これは分からないから、想像して不安や恐怖が出ているんだ」と
自分に言えるとちょっと落ち着けるのかなと思います。
分からない事に振り回され過ぎず、過ごせればいいなと思う今日この頃です。